肩の障害

肩腱板断裂は、肩の筋肉を支える**腱板(けんばん)**が部分的または完全に切れてしまうケガです。加齢やスポーツ、重い物を持つ動作で起こりやすく、肩に強い負担がかかると断裂します。

症状

肩の痛み(特に腕を上げたり動かすとき)

肩の動きが制限される

力が入らない、腕を上げづらい

治療法、予防法

安静:肩を無理に動かさない

アイシングで痛みを軽減

リハビリ筋力トレーニングで肩を強化

・重度の場合は、手術が必要になることも

リハビリからのアドバイス

整形外科で良く見かける肩腱板断裂の方は大工さん、オーバーハンドスポーツをやられていた方、ご年輩で姿勢が崩れ肩が前に出てしまっている方に多く見受けられます。

肩の画像(レントゲン)を見ると肩にトゲのような模様があり、腱を傷つけています。姿勢が崩れ骨と骨がぶつかり尖ってしまっている状態です。トゲは腱を傷つけ断裂させてしまいます。また、一発の衝撃で腱を切ることもあります。

一発の衝撃というのは転倒や何かに肩をぶつけるような衝撃になります。

腱を切ってしまうと手術を勧められますが、若い方は将来的に日常生活をより良く過ごすために手術を選択される方が多くなります。また切れた腱を放置すると変形性肩関節症になる可能性も高くなります。

腱を切ってしまった方はリハビリに通いながらセラピストとしっかり相談し今後の生活を考えていくことをお勧めします。

肩腱板断裂は、早めの治療とリハビリが大切です。無理をせず適切なケアを行い、肩の機能を回復させましょう!