肩の障害

肩腱板損傷は、肩を支える腱板(けんばん)が傷つくケガです。肩を酷使するスポーツや加齢によって起こりやすく、肩に負担がかかることで痛みや動きの制限が現れます。。

症状

肩の痛み(特に腕を上げるときに感じやすい)

肩の動かしにくさや力が入りにくい

・夜間に痛みが強くなることも

治療法、予防法

安静:肩を休めて負担を軽減

アイシングで炎症や痛みを抑える

リハビリ筋力トレーニングで肩の機能を回復

・症状がひどい場合は、手術が検討されることも

リハビリからのアドバイス

クリニックでは肩腱板損傷と診断される方が多々見受けられます。上記に記載したように肩の腱が傷ついている状態のことを言います。傷が開いてきたり、いよいよ腕が上がらなくなってくると手術適用になってきます(ご高齢の方は手術になりないことが多い)。損傷した状態で負荷をかけずリハビリで管理していれば手術をせず経過を追うことができます。ただ日常生活で無理をして肩に負担をかけていると痛みがまし、夜寝ている時も症状が出てしまいます。

腱の損傷をしている方は放置するのではなく必ず医療機関の受診をお勧めします。

肩腱板損傷と肩腱板断裂の違い

1. 肩腱板損傷

  • 軽度の傷が腱板にできた状態です。
  • 腱板が完全に切れていない場合が多く、炎症や部分的なダメージが主な特徴。
  • 治療は主に安静、リハビリ、アイシングで、手術は不要なことが多い。

2. 肩腱板断裂

  • 腱板が部分的または完全に断裂(切れてしまう)した状態です。
  • 腱板が切れることで、腕を上げたり動かすのが困難になることがあります。
  • 重度の場合、手術が必要になることがあり、回復には時間がかかることが多い。

肩腱板損傷は、早めの対処が大切です。無理をせず適切なケアを行い、肩の健康を保ちましょう!