肩の障害

石灰性沈着性腱板炎は、肩の腱板にカルシウムが沈着して炎症を引き起こす病気です。突然の強い肩の痛みが特徴で、腕を動かすのが難しくなることがあります。原因ははっきりしていませんが、肩をよく使う人や中年以降に多く見られます。

症状

突然の強い肩の痛み

肩を動かしにくくなる

・肩に腫れや熱感があることも

治療法、予防法

安静:痛む肩を休める

鎮痛剤アイシングで炎症と痛みを抑える

・症状がひどい場合は、カルシウムの除去リハビリが必要になることも

リハビリからのアドバイス

石灰性沈着性腱板炎の治療としてリハビリを行うことはあります。その前に薬剤や注射で石灰部分を取り除く場合が多く見受けられます。

石灰が肩にあっても痛く無い方もいれば、激痛の方もいます。

特徴として石灰が貯まるところは肩(上腕骨頭と肩峰の間)の真上にできることが多く、バンザイや手を斜め前に上げる時に痛みが出てきます。

リハビリでは石灰の部分が肩に触れないようにあげる通り道を広げる可動域訓練を行なっていきます。

難治する方もいるので一概には良くなるとは言い切れません。

ただ、痛みを出さないような使い方や上げ方をしっかり学びケアしてもらえると良いと思います。

石灰性沈着性腱板炎は、突然の痛みが特徴の病気です。痛みが強いときは無理せず休息し、早めの治療を受けて肩の健康を保ちましょう!