脊柱の障害

第5腰椎分離症は、腰の一番下にある第5腰椎の骨が疲労や繰り返しの負担で分離する状態です。主に成長期の子どもやスポーツ選手に多く、特に腰をよく使うスポーツ(野球、体操、サッカーなど)をしていると発症しやすいです。

症状

腰の痛み: 運動時に特に痛みが強くなり、休むと軽減します。

腰の疲れやだるさ: 長時間の立ち仕事や運動後に腰が重く感じることが多いです。

治療法、予防法

安静: 痛みを抑えるために、スポーツや激しい運動を一時的に休みます。

リハビリ: 腰の筋肉を強化し、負担を減らすためのストレッチやトレーニングを行います。

手術: 重症の場合や痛みが長く続く場合は、手術が必要になることもあります。

リハビリからのアドバイス

スポーツ選手によく起こる第5腰椎分離症。

なぜ5番目に起こるかというと5番目の動きが小さく、4番目がよく動く構造をしているため第5腰椎に炎症や骨折が起こってしまいます。

腰を反り、回すような動きでストレスになってしまいます。この動作を繰り返すスポーツが上記のスポーツになります。

分離症には段階があります。

初期の場合は治る可能性があるので安静にすることを求められます。リハビリをしていてもリハに通い安静にし途方が良いと感じます。動いてしまいその後悪化する選手を多くみてきました。

完全に骨が分離して離れてしまっている場合は、もう着くことは望まれないのでスポーツをしながら痛みが出ないように管理していきます。制限はなくスポーツしていきます。

分離症は初期治療がとても大事になります。成長期で目の前のことに集中しやりたい気持ちは重々わかります。ただ、選手生命はこの数ヶ月から年で終わりません。我慢すればその後思う存分スポーツができます。

苦しい判断に当時はなってしまいますが、これからの未来をしっかり考えて判断していきましょう!

早期の発見と治療が回復のカギです。腰に痛みを感じたら、無理せず早めに対処しましょう。