膝関節の障害

膝外側側副靱帯損傷（LCL損傷）は、膝の外側にある靱帯が引き伸ばされたり部分的、または完全に切れるケガです。外側から膝に強い力が加わると起こりやすく、サッカーやラグビー、スキーなどで見られます。

主な症状

・膝の外側の痛み：触れると痛む。

・腫れ：靱帯の炎症による腫れが生じることも。

・膝の不安定感：歩行や動きが不安定になります。

治療法

・保存療法：サポーターやテーピングで固定し、リハビリで回復を目指します。

・手術：重症の場合やスポーツ復帰が重要な場合に行われることもあります。

リハビリからのアドバイス

膝外側側副靭帯は膝内側側副靱帯損傷より損傷しにくい靭帯になります。内側の靭帯同様、外からの衝撃や内側からタックルを入れられたときに受傷します。

靭帯を損傷した場合程度によりますが基本保存療法で装具をして治していきます。膝の曲げ伸ばしで痛いため立派な装具をつけ日常生活を過ごすことになります。

余程ひどい場合（完全断裂）は手術適応になってしまいます。

外側側副靱帯損傷はリハビリで必ず良くなってきます。曲げ伸ばしできなくなった膝の可動域を出したり、筋力を落とさないように筋力訓練をしていきます。３ヶ月ほどで良くなるので無理せずリハビリをしっかり行い今後の日常生活に影響を出さないようにしていきましょう！

膝を痛めた場合は無理をせず、早めに医師に相談することが大切です。