膝関節の障害

オスグッド・シュラッター病は、成長期の子どもや10代のスポーツ選手に多い膝の痛みの種類です。 膝のお皿から下に伸びる膝蓋腱が伸びて、脛の骨(脛骨)の一部が隆起し、痛みや腫れが生じます。

主な症状

原因:成長期に骨や筋肉が急速に成長することや、ジャンプや走る動作で膝に負担がかかることで発生します。

症状:膝下の痛みや腫れ、運動で悪化するなどの症状が見られます。

治療法

安静:痛みがあるときは安静にして、膝の負担を減らします。

ストレッチ:大腿四頭筋(太もも前側)のストレッチで負担を軽減します。

アイシング:運動後に冷やして炎症を軽減する効果的です。

リハビリからのアドバイス

10代の成長期で見られる成長期障害です。はやい選手で3年生から臨床上経験したことがあります。やはり急激に身長が伸びた時に起こりやすい傾向にあります。ひどい場合、筋力低下を起こしスポーツ自体できなくなる可能性があります。そのため膝下の出っぱっている骨(脛骨粗面)に違和感を感じたら医療移管に受診するようにしてください。また違和感や痛みを感じ始めた場合、身体のケアを行うようにしてみてください。

ストレッチポールやテニスボール(サッカーボール、バスケットボール)を使い、前モモ、外モモ、裏モモ、お尻に当てがいほぐしてあげましょう!

身体をケアするだけでも違和感や痛みは変わりそれ以上悪化を防いでくれます!

オスグッド・シュラッター病は成長が落ち着くと自然に治ることが多いですが、痛みが強い場合は早めのケアが大切です。