膝関節の障害

APS治療（自己タンパク質溶液療法：Autologous Protein Solution Therapy）は、患者自身の血液から抽出したタンパク質を使って炎症を抑え、関節や腱の修復を促す再生医療の一種です。特に、変形性関節症や
慢性的な腱の痛みに対して効果が期待されています。

APS治療の流れ

血液採取：患者さん自身の血液を採取します。成分抽出：専用の装置で血液から抗炎症作用を持つ成分を抽出します。患者部注射：抽出した成分を患者部に注射し、治療を行います。

APS治療のメリット

副作用が少ない：自分の血液を使うため、アレルギーや少ない反応がほとんどありません。自然治癒力を活用：身体の修復能力を高める治療法です。手術を回避：初期の関節症などでは手術の代わりとして期待できます。

リハビリからのアドバイス

APS治療は以前所属していた「みつわ整形外科クリニック」で行っていました。手術したくない方が前段階で行うものになります。注射の効果が出やすい膝の状態はあります。特に大きい効果を生みやすいのはKL分類の２〜３の方でした。膝が末期の状態になってしまうと効果は半減してしまいます。変形性膝関節症の方は変形だけでなく膝の中を攻撃し炎症を起こします。APSは再生医療と謳っていますが、膝の中の炎症を抑えるのを主としているため、注射をしたから絶対良くなるとは限りません。併用してリハビリに通うことをおすすめします。

慢性的な痛みやスポーツ障害の治療に関心がある方は、医師に相談してみましょう！