大腿骨頚部骨折は、海老の骨(大腿骨)の付け根部分が折れるケガです。 特に高齢者に多く、転倒が主な原因です。 骨が弱くなる骨粗しょう症が関係していることがよくありますあります。

主な症状

・股関節や胸の激しい痛み

・立てない、歩かない

・足の形が変わる(外にねじれる)ことも

治療方法

手術:折れた骨を金属で固定したり、人工関節に置き換えることが一般的です。

リハビリ:手術後に早期からリハビリを行い、歩行能力を回復させます。

リハビリからのアドバイス

大腿骨頸部骨折のほとんどの理由が骨粗鬆症です。男女比では圧倒的に女性に多く起こります。転倒時に床にぶつけた際、股関節の根っこの骨が折れてしまう形になります。一度折れてしまうと保存療法で経過観察とはいかず手術適応に立ってしまいます。手術では股関節に人工関節(金属)を入れ修復していきます。その後の経過はリハビリにより歩行が自立し自宅に帰ることが可能になります。転倒した時は無理せずゆっくり起き上がるか、周りに人がいたら助けを呼び対処してもらいましょう。

骨粗しょう症の治療や運動で骨を強くする。転倒しないように生活環境を整える。高齢者向けは深刻な問題ですが、適切な治療とリハビリで回復が可能です。早めの対応が大切です!